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Windows の共有方法をゆるーく考える (結局は現状維持です・・・)
PC/AV/Tech - 2019/06/09 01:30:07Windows でネットワークドライブを割り当てるときは大抵は SMB (2.0 以上) だと思います。
でも SMB はエクスプローラで割り当てたネットワークドライブを選択して中身を見ようとしないと接続しません。 (する場合もある)
エクスプローラで選択しないで、ネットワークドライブにある実行ファイルのリンクを実行すると Windows は 「見つかりません」 とエラーを出す。
ならばと思い net use コマンドを使うようにしてみたものの、何回かに 1 回は程度で接続に失敗する。 失敗はどうやらタイムアウトっぽい。
iSCSI ならどうなるんだ? と試してみたところ、OS が起動してまだ HDD が忙しい段階で iSCSI のドライブを選択すると、なんの遅延もエラーもストレスも無くすんなり中身が見れる。 素晴らしい。
しかし iSCSI ターゲットが仮想 HDD を使うというのが個人的には微妙。 Linux はブロックデバイスを指定できるようだが、Windows の iSCSI は仮想 HDD イメージを作成しないといけないようだ。
これがネックでいまいち環境を移行できない。 というのも、HDD が故障したときのことを考えると、慣れない環境にはなかなか移行し辛い。
結局 iSCSI 環境には移行せず、SMB で苛々しながら使うことにしました。 まる。
iSCSI 環境のベンチマーク
一応テストとは言え、せっかく環境整えたのでベンチマーク取ってみた。
iSCSI Target SPEC iSCSI Initiator Windows Home Server 2011 OS Windows10 (1809) Athlon II NEO N40L CPU Core i3-6100 8GB MEM 8GB Mellanox ConnectX-2 (10Gbps) NIC Mellanox ConnectX-3 (10Gbps) WD30EZRX 3TB (WD Green) HDD - WD3000FYYZ 3TB (WD Re) (RAID 0 で利用) HDD - WD3000FYYZ 3TB (WD Re) (RAID 0 で利用) HDD - Panasonic ZEQUO2400 スイッチ Panasonic ZEQUO2400 ターゲット側で HDD 単体で計測。

iSCSI で接続して、HDD 単体で計測。

SMB2.0 で接続して、HDD 単体で計測。

RAID0 (ストライピング) でテストする前に、他の HDD をターゲット側で単体で計測。


ターゲット側で 3 つの HDD に仮想イメージを作成して、イニシエータ側で RAID 0 を構築して計測。

RAID 0 にした場合のランダムアクセスは素直にスピード上がってるけど、シーケンシャルリードが微塵も上がって無い。 シーケンシャルライトはスピード上がってるけど、せめて 200MB/s ぐらいは出て欲しい。
こんな運用なんてしないんだろうけど、シーケンシャルでがっつりスピード上がらないのは不思議。
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Windows の共有方法をゆるーく考える (結局は現状維持です・・・)
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